オートメーションとは、各楽器の音量や、シンセの色々なフェーダ情報、エフェクトのかかり具合などの様々な情報を楽曲の途中で変化させるための書き込みのことです。
オートメーションで書き込まれた情報通りに音色などが変化していきますので、楽曲に動的な変化をもたらします。
楽曲単位でオートメーショントラックを作成して、オートメーションを直接視覚的に書き込んでいくのが一般的です。
またDJが操作するように、直接楽曲を流しながら、リアルタイムでフェーダをいじって、それをオートメーション情報として記憶させるといったこともできます。
編曲依頼や楽曲アレンジではこのオートメーションを利用することで、上昇していくサイレン音などの特殊効果や、あるいはフェードアウトやフェードインなどを作ることも簡単にできてしまうのです。
そしてオートメーションの最も重要な使い方が、歌ってみたのレコーディングや、ボーカルレコーディングした声のダイナミクスの調整ですね。
例えばAメロや落ちサビなどオケが薄くなる箇所ではオケに合わせてボーカルの音量も抑える必要がありますので、1曲の中でボーカルのゲインのオートメーションを書いてボリュームを整える必要があります。これは別名「手コンプ」と言われる技ですね。
録音屋スタジオ®大阪店の歌ってみたレコーディングでは丁寧にボリュームやエフェクトのオートメーションを掛けていきます。