サンプリングレートはbitと同じくレコーディングの中で最初に設定する大切な項目となります。
サンプリングレートはデジタル音楽において、どれだけの間隔で音をサンプリングするか、つまり1秒間に何回音のデータを拾うかといった数値になります。
このサンプリングレートが高いほど滑らかに音が聴こえるというわけです。
通常のCDが44.1kHzという値ですので、これでも人間の耳にとってはなんの問題もなく聴こえます。音楽制作においてはさらに高い48kHzや96kHzなども使われています。
この高サンプリングレートで収録された状態の音楽をハイレゾ音源と呼んでいます。
しかしbit同様、サンプリングレートも高くするほど負荷が大きくなるので、作業効率を考えても、聴こえの違いをみても、高サンプリングレートが良いのかどうかは意見の分かれるところのようです。
しかし44.1kHzと48kHzでは音質の差がかなり出るとも言われていますので、
通常は歌の録音や弾き語り、ボーカルのレコーディングでは48kHzが多いでしょうか。編曲依頼や楽曲アレンジの際も同じく48kHzが使われます。