ノイズはレコーディングの最大の敵です。
ノイズにはいくつか種類があります。例えば口を開ける際に唾などが絡んで「プチッ」となってしまう「リップノイズ」はレコーディング中に最も気をつけなければいけないノイズです。
どんなに良いテイクが録音できても、リップノイズが鳴ってしまっている場合は録り直しが必要になります。
もう一つは音量が限界を超えてクリップしてしまうクリップノイズです。
これはいわゆる「音割れ」の状態ですね。
そして最後は最も一般的なノイズである「ホワイトノイズ」「ピンクノイズ」です。
どちらも「サー」「ボー」などの一定の雑音が続くノイズです。
ホワイトノイズとピンクノイズの違いは周波数に反比例するかどうかとかそういう問題で、聞こえ自体はそこまで違いはありませんが、一般的にピンクノイズの方はノイズの中でも聴き心地がいいものを言うそうで、楽曲の中にあえて取り入れたりする場合もあるようです。
しかし例えばアンプやミキサーから「サー」っというホワイトノイズが出ている場合、それをレコーディングで拾ってしまうことは絶対に避けなければいけませんね。