ピッチベンドはMIDIにおけるオートメーションのようなもので、音程を滑らかに上げたり下げたりできる機能です。
よくMIDIキーボードの左端にモジュレーションホイールが付いていると思いますが、あれの操作がピッチベンドと言います。
ピッチベンドチェンジと言うこともあります。
またピッチベンドはMIDI情報として扱われるので、いわゆるエフェクトとは全く違います。
ピッチベンドの値はピアノロールの画面で入力することが可能な場合が多く、その上がり下がりの振り幅の調整は音源側で出来る場合が多いでしょう。
ピッチベンドの主な使い方としては、鍵盤でギター音源を演奏する場合のチョーキングやビブラートなどの奏法、またはダンスミュージックで多用される上昇していくサイレン音などが挙げられます。
ボーカルのレコーディングや歌の録音、弾き語りのレコーディングではあまり使用する機会がありませんが、編曲依頼や楽曲アレンジではとても使用頻度の多い機能の一つではないでしょうか?